NISHIGUCHI KUTSUSHITAについて、
もっと知りたいという方にむけた読み物です。
目を閉じると、思い出す風景がある。そして、その風景から漂う雰囲気に加えて、ふと目にした「色」も私たちの記憶に強い印象を残していることに気づきます。その場所でしか出会えない「色」があるのだとしたら。「色」を紡いだ先には、ひとつの物語が生まれていくかもしれない。そんな想いから、シーズンカラーのストーリーを綴りました。今後、シーズンカラーのご紹介とともに、様々な街を舞台に、その街で出会った色とともに、物語をお届けしていきます。あなたの暮らしている街や、旅先の思い出にはどんな色がありましたか?

展示会でロンドンに来ることが多くなり、イギリスのお取り扱い先も増えてきた。私が思うに、イギリス人はものづくりの背景をしっかりと見て、感じ、リスペクトしてくれる人が多い気がする。さすが、産業革命を起こした国だ。そんなイギリスでNISHIGUCHI KUTSUSHITAの”はくひとおもい”がたくさんの人に伝わっていくことを肌で感じ、わくわくしている。
今回はイギリス南部にある海辺の町、ブライトンを訪れた。ブライトンには縁があるのだ。以前ロンドンの展示会で出会った、あたたかく優しい2人がお店でお取り扱いしてくれている。そんな彼らに会いたくてこの町に寄り道をした。
ブライトン駅を出ると、海まで続く長い下り道が迎えてくれる。下っていく途中には、カラフルな旗や変わった色のタクシーやバス、目にも頭にも残る素敵な色たちが町中に溢れていた。それに、私が訪れた9月は異常に暑かったようで、町を歩いている多くの人たちは水着にTシャツのような姿だった。
10mほどのトンネルを抜けると急に視界が明るくなり、目の前には一面の海と空が広がっていた。ビーチにはたくさんのイギリス人が夏の終わりを楽しんでいる。野外のステージではクラブミュージックが流れていて、気持ちがどんどん開放的になっていくのを感じた。
この町で過ごしていると、オープンで、自由でいて良いんだなぁという気持ちにしてくれる。そして、自分の感性がより豊かに、軽やかになっていくのを感じる。この気持ちが残っている間に、仕事に何かを残したいと、働きすぎな日本人らしさが少し出る。だけどここにいる間はゆっくりとこの気持ちを楽しもうと思う。
2021年に日本人のウィンガーがブライトンに移籍をした。彼のドリブルとイタリア人指揮官が生み出した戦術はまさにアートだった。



町を歩いているときに見つけた建物。緑とベージュの美しいコントラストが目に留まった。中はカフェやバーになっているみたい。

心にスッと入ってくるような澄んだブルーの、大きな空と大きな海。そして優しいベージュの、ビーチなのに丸い石。この景色をずっと眺めていたい。

広いビーチ一面に広がるのは、砂ではなく丸石。みんな気持ちよさそうに寝っ転がっていたけど、痛くないのかな。

地元の人にブライトンと言えば?と聞いたら教えてくれた。ブライトンらしい色と感じたけど、ブライトンの人はみんなピンと来るのかな?

ブライトンのお取引先であるニックとアレックスのお店。いつも真剣な眼差しで商品を選び、オーダーしてくれる。ブライトンに立ち寄った際はぜひ、この建物の色を目印に訪れてほしい。

ブライトンの名物イベント「ブライトン・アンド・ホーヴ・プライド」は、イギリスで最も有名で人気のあるLGBTQ+イベントの一つ。その名残か、町のいろんなところにカラフルな旗がかかっていた。

ブライトンは、古着の街と言われるほどアンティークショップが多い。お店の中にフラッと入ると、まるでロンドンの電話ボックスみたいな色のニット帽が目に入った。

イギリスといえば、フィッシュ アンド チップス。サクサクとした触感と、豆を使った伝統料理マッシーピーズのハーモニーが最高だ。

ブライトンの移動に使ったのが、このターコイズ色のバス。私にとってはブライトンのイメージカラーになっている。タクシーもこの色なんだけど何かルールでもあるのだろうか?

ブライトンの観光地といえばBrighton Palace Pier。元々桟橋だったこの場所は、海の上にレトロな遊園地や屋台などがある。海に反射する黄色いあかりが、さらに幻想的な建物に感じさせてくれる。
